2025/08/18 07:00

8月18日は「米の日」として知られています。この記念日は、日本の主食であるお米への感謝や、消費拡大を願う気持ちが込められています。

「米の日」の由来

8月18日が「米の日」とされている主な理由は、漢字の「米」という字を分解すると、「八」「十」「八」になることに由来しています。つまり、「八月十八日」と読めることから、この日が選ばれたとされています。

また、もう一つの由来として、「米」を作るためには八十八もの手間がかかる、という言い伝えがあることも挙げられます。田植えから稲刈り、脱穀など、お米ができるまでには多くの労力と時間が費やされることを示しています。

なお、この「米の日」は、特定の団体が正式に制定した記念日というよりも、日本特有の語呂合わせや昔からの言い伝えに基づいて広く知られるようになったものです。また、毎月18日を「米食の日」としている地域や団体もあります(例えば、三重県が1978年に制定した「米食の日」)。

「米の日」にまつわる活動やイベント

「米の日」には、お米の消費を促すための様々な活動が行われることがあります。

  • PR活動: 米の生産者団体や企業が、SNSキャンペーンやウェブサイトでの情報発信を通じて、お米の魅力を伝えたり、レシピを紹介したりします。

  • イベント: 時期が合えば、新米の収穫体験イベントや、お米の食べ比べができるイベントなどが開催されることもあります。滋賀県東近江市では、毎月8日を「お米の日」として、地元のお米の消費拡大を目的としたプロジェクトを展開しており、協賛企業によるPR活動や、社員食堂での近江米利用促進などが行われています。

お米は、縄文時代から日本の食生活を支え、日本の文化や慣習、儀礼にも深く関わってきました。豊作を祈り、収穫に感謝する祭りが今でも日本各地で行われているように、「米の日」は、私たちにとってかけがえのないお米の存在を改めて見つめ直し、その恵みに感謝する日と言えるでしょう。